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紫に見る面影

2007.12.14 *Fri
BLEACHに最近ハマりました。烙ちゃんに貸してもらいました☆そしてそれ以来、兄様兄様連発してます。朽木家(兄様&ルキアちゃん&緋真さん)ラブ!
で、叫びまくっていたら烙ちゃんがSSくれました♪ありがとう!掲載許可頂いたのでアップします。彼女とっても文章上手いんですよー!あ、烙ちゃんの文章読んだ後私の読まないで下さいね。
ルキアちゃんに優しい兄様が見どころです。緋真さぁぁぁぁんっ!




肌を刺す空気は、俄かに冬の匂いを連れてきている。あまりの多忙さに秋を味わう余裕もなく、あっという間に過ぎてしまった季節に想いを馳せた。
静かに廊下を歩くと、不意に白哉の視界に紫が入った。
「兄様」
ひらりと揺れる、小さな花々。
「兄様。竜胆がこんなに」
妹の黒瞳がいとおしげに眇られた。奥底にあるのは優しい光だ。
妹というのはこんなにも可愛い存在だっただろうかと疑問に思って、だがそれも全てはあの男のおかげなのだと理解すると、つくづく己れの今までの彼女に対する扱いが冷たかったことが悔やまれる。しかし一度浮上した後悔が暫く続くようなことはなかった。これからまた愛していけばいいのだ。死神(われわれ)の一生は長いのだから。
「…家の者に命じ、花瓶に生けておけ」
そうすればつつましやかな竜胆の花が、秋を忘れた屋敷の中に一時の秋を伝えることだろう。
ぱっと顔を輝かせ、人を呼びに去った妹の背中が、一瞬の後に同じ容姿を持つ者の面影を呼び覚ます。
――白哉様
――ねぇ白哉様。ほらこんなに、竜胆が。今年も綺麗に咲きました
鼓膜の裏を響いては消えていくそれに、白哉は仄かに笑みを刻んだ。
最愛の妻が愛した妹を、次こそ己れが守り抜こう。
一度失った誇りは恐れることなく再び華を開く。
冬という終りの時期に、その悲しみごと愛すと詠う、竜胆の様に。
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